シルククラウドバレー（青海・海東）プロジェクトが正式に開始
海東日報、2023 年 11 月 12 日
11月11日、青海ゼロカーボン工業団地でシルククラウドバレー（青海・海東）プロジェクトが正式に開始されました。この重要なマイルストーンは、海東市がビッグデータ産業のグリーン開発を推進する上での新たな突破口となり、海東のビッグデータ産業における国有企業と民間企業の協力開発の新たな一歩を象徴しています。
発表式典で明らかにされた情報によると、シルククラウドバレーは海東市の重点プロジェクトとして、総投資計画が230億元である。第1期の投資計画は102億元、第2期の投資計画は128億元である。青海ゼロカーボン産業パークに位置するこのプロジェクトは、総計画面積100ヘクタールをカバーし、コンテナ液冷データセンターエリア、廃熱回収利用エリア、データ産業科学技術イノベーションと上流・下流支援企業エリアなど、複数の機能エリアを含む。
プロジェクトの建設は2つのフェーズに分かれており、2023年から2025年末にかけて、まずプロジェクトの第1フェーズが開始され、53.33ヘクタールの面積をカバーします。このフェーズでは、72,000の標準ラックを収容できる180MWの液冷および廃熱回収コンテナデータセンターを建設します。ラックへの投資は12億人民元、サーバー投資は90億人民元に達し、約9万台の高性能サーバーの運用ニーズを満たします。プロジェクトの第2フェーズでは、46.67ヘクタールの面積をカバーし、88,000の標準ラックを収容できる220MWの液冷および廃熱回収コンテナデータセンターを建設する予定です。ラックとサーバーへの投資額はそれぞれ14億7,000万元と110億元で、11万台のサーバーの運用ニーズを満たすことになる。
特筆すべきは、シルククラウドバレープロジェクトがコンピューティングインフラストラクチャとコンピューティング廃熱技術を組み合わせ、間接液体冷却と熱エネルギー収集技術を採用することで、ピュー（電力使用効率）値が1.03未満の高効率を実現していることです。このプロジェクトは、製品の安全性、信頼性、柔軟な展開、グリーン低炭素の利点を十分に活用し、マルチレベル、マルチグラデーション、効率的なグリーンエネルギー開発と熱エネルギーリサイクルを革新的に実現します。
近年、海東市党委員会と市政府はビッグデータ産業の発展を重視しており、これを次世代のデジタル社会の構築を推進するための重要な出発点とみなしている。"4つの産業"デジタル産業化と産業デジタル化の戦略的思考を通じて、積極的に計画とトップレベルの設計の強化を行い、国内初の100％クリーンエネルギー追跡可能なグリーンビッグデータセンターや青海チベット高原最大のグリーンクラウドコンピューティングデータセンターなど、いくつかの主要プロジェクトを成功裏に構築しました。これらのプロジェクトは、デジタル経済と実体経済の深い融合を促進するだけでなく、高品質の経済社会発展に強力な推進力を注入します。
江蘇一中所長の呉暁龍氏はこう語った。"私たちは、シルククラウドバレープロジェクトをビッグデータと廃熱利用を主産業とし、テクノロジーサービスとゼロカーボンサービスを補完する「2+2」低炭素産業システムに構築することに尽力しています。シルククラウドバレーでは、グリーン電力、コンピューティングパワー、廃熱を真に統合し、新旧のインフラの超統合を推進し、1つの電力で複数の商業価値を生み出し、グリーン低炭素開発に貢献し、デジタル変革を促進し、未来の産業を育成し、経済発展の新たな原動力を強化します。"